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コスプレ研究「現在のコスプレに最も影響を及ぼした事象」

コスプレの歴史の中で現在の隆盛をもたらした原因の中で最も大きな事象を一つ、挙げてください、と問われるならば私はこう答えるでしょう。
「バブル経済の崩壊です」
と。
1991年前半から始まる景気後退が今の日本の経済状態を引き起こした原因ですが、事、ヲタク趣味にとっては実は追い風にもなり、コスプレもその例外では無かったと思われます。

バブル景気の時期、東京含め都市圏では数多くの大型ディスコ、クラブがオープンしました。
そこではサークルや企業等に因るパーティーや貸し切りイベントが日々行なわれたのですが、景気後退によりそういったイベントの数も減少します。

そんな中、1994年、芝浦「GOLD」にてコスパと称されるコスプレダンスパーティーがブロッコリー主催にて開催されました。コスパはその後、ツインスター、ベルファーレといったやはり大型ディスコ等で開催される様になり、アニメ、コミックキャラのコスプレが徐々にマスコミにクローズアップされる機会が増えて来ました。
この年、宝塚歌劇団が80周年記念運動会にて月組による「美少女戦士セーラームーン」コスプレも披露されました。
全くの余談ですが、このときセーラームーンに扮したのは天海祐希さんです。

こういったイベントの開催だけがもちろん隆盛の原因では有りません。

いまや、日暮里と言えば生地の町で有名ですが実はバブル経済破綻以前は素人お断りの空気が強い町でした。
問屋街ですので今でも業者以外購入不可の店舗も有ますが、当時は一反からの購入が当然の事で、もちろんコスプレイヤーがそんな量を買えるはずも無く。
ですが、バブル崩壊以降、個人向けに少量の生地販売が始まり、衣装用特殊生地等も容易に入手できる状況が始まったのです。

そして92年から始まった「美少女戦士セーラームーン」が人気を博し、この頃にはセーラームーンのコスプレイヤーもかなり増えていました。
(ですがイベントではこの頃、格闘ゲームのキャラの方がコスプレイヤーの人数は多かったと記憶しております。)
企業によるコスプレ衣装の発売は実は既にこの頃より行なわれていましたが、そのパイオニアたるショップには非常に問題が多く、女性コスプレイヤーと多数のトラブルを起こしたのもあり、姿を消しました。
セーラームーンの人気がアニメショップ「アニメイト」の経営元で有るムービック社によるコスプレ用衣装製作販売へと向かわせましたがこれはごく少数の販売にて終了したと思われます。
この時点ですでに衣服の少量受注製産が芽を吹き始めていたと思われます。これも服飾業界各社が生き残りを模索した結果と推測できるかと思います。

そして翌1995年。
「新世紀エヴァンゲリオン」が放送されます。
この作品に関しては古本屋が開ける程、語り尽くされたので割愛します。
ここでコスプレという側面から見て重要な作品がエヴァよりも半年程早く放送開始されました。
「新機動戦記ガンダムW(ウィング)」です。
玩具、ホビー市場の停滞はバブル破綻により、子供向けから可処分所得の大きな高年齢マニア、そしてロボットアニメへの積極的な女性層の取り込みが測られる様になったのです。
これはエヴァでも同様で、後半から登場する渚カヲルと碇シンジの関係性は女性層を強く意識した関係性となっていました。
ガンダムWではそれまでの路線と異なり、ガンダムのパイロットは全員美少年、敵幹部も美青年ばかりと言う作品となります。この作品では主人公たち5人のパイロットにはそれぞれ普段着が設定され、現実よりのシンプルな意匠は若年層の女性コスプレイヤーを増やし、OPに起用されたTWO MIXの曲はコスプレダンパで頻繁に局が使われることとなったのです。

アニメテーマ曲、アニソンについては語れる程詳しくないので、ダンパと曲の変遷に関しては詳しい人にお任せしましょう。牛島えっさい氏とかですかね?

この頃既に映像制作に深く関わっていた私の実感として、バブル崩壊前後ではやはりアニメーション等、一定のビデオグラム販売数が見込めるジャンルに投資が進められていました。
そのため、1995年には数年を掛けて製作された押井守監督作品「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」が公開され、日本では芳しくなかった興行成績もアメリカでのビデオグラム販売の好調により、今に至る攻殻シリーズのスタートと成りました。この海外での販売を狙う一環として私がオリジナル脚本、ロケーション協力などで深く関わったOVA「GunSmithCats」も製作されました。こちらも海外での販売を強く意識した作品です。

この様にアニメ趣味周辺は1991〜1995年の影響が色濃く残る事と成り、エヴァは未だに新作が作られ、ガンダムもSEED,00と女性ファンを強く意識した物がヒットしています。

この後、2000年以降、「デジタル」を取り巻く環境の急変が更なるコスプレの隆盛を呼び起こすこととなったのでは?とこちらに記しております。
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